noir_neo’s blog

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cluster のワールド『サボテンハウス』を作りました

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ClusterGAMEJAM2020 in WINTER に3人のチームで参加し、48時間でワールドを作りました。

チーム

いつものざわに加えて、ナナメさんをゲストに迎えて3人のチーム『鳥と眼鏡とまうはまうまう』として制作しました。

ナナメさんのコンセプトアートをざわが3Dに起こし、私がインタラクションを組むという分担です。

作ったワールド

サボテンに光を浴びせたり水や肥料をあげて育てていくシミュレーションゲームです。

cluster.mu

成長しきると花が咲きます。育て方のコツは「サボテン 水やり」で検索すると載っています。

企画

コアとなる体験の素はかなり良さそうに育ってきたところで、もうひと跳ねできないかとか、ちゃんとゲームとして成立させられないかを考えていたのですが、仕様の最小化のために本当に素のままの方向で進めました。 実際出来上がったものを見ても、実現したかった体験をミニマムに表現した素敵ワールドができたので、ひとつ良い成功体験になりました。ここには、"ゲーム"である前にVRワールドなんだから別にそのままでも良いんだなあ、という学びがあります。

(めちゃくちゃ正直に言うとこのツイート時点(企画を決めて寝る前)では自分への言い聞かせが40%くらい含まれていましたが、出来上がったものを見たあとからはガチでこれだったと思っています)

アート

絵を描ける人が一人いるとチームが200%バリューを発揮できることがわかりつつあったので、知り合いをいろいろ思い浮かべて、自分たちだけでは絶対に作れないものが作れそうと思ったのでナナメさんにお願いしました。あとナナメさんの絵が好きなので。ゲームジャムを言い訳に一緒にゲームを作りたかった人に声かけるシリーズ、最高です。忙しいところありがとうございました。

実際自分たちの引き出しには無いものが出来たと思うし、制作中に湧いてくる追加のアイデアが開けて良い引き出しだったかどうか一瞬考えるっていうのが面白かったです。せっかくの良いコンセプトを台無しにしたくなかったので。突然EDMがかかってサボテンが踊りだすとか絶対にダメなので。

ざわはマジで成長してて偉いと思った。少なくとも static なものには私が一切手を入れていないので最高の協業体制でした。 こんなに Unity 作業任せられるならワークフローもうちょっとちゃんと構築しておけばよかったなとは思いました。

コンセプトアートがあると目指すものがぶれないし、それをちゃんと形にする力も付いていたのはマジでいい話でした。 細かい話としては、配信画面にコンセプトアートを表示して常に目に入るようにしたことでまっすぐそこを目指せたのが良かったと思います。

インタラクション

特筆すべきは、音にいつもより多くの時間を割けたことで全体的な体験を向上できたのがよかったです。 「正しい行動には全部音をつける」という基本方針がほぼほぼ実現できたと思います。

あとは Creator Kit を純粋に使って、良いところも改善したいところも改めて認識しました。

諦めた仕様がゲームバランス的には結構重要そうだったのでアップデートしていきます。

配信

今回も全編 twitch で配信しながらやっていたのですが、いろんな人が見に来てコメントしてくれて楽しかったです。

しばらくアーカイブが見られると思います。 www.twitch.tv

おわりに

なんか純粋に楽しんでしまったゲームジャムでした。良いワールドができました。

これだから人とモノ作るのはやめられないんだよなあ〜 (って思うし、同じような体験をした人を増やせていたらうれしいし、増やしていきたいですね)