2019年の振り返りと2020年にやること
これは ねおりん Advent Calendar 2019 25日目の記事です。
昨日はちんるかの『ねおぱんだを描きます』のはずでした。
今年のねおりん Advent Calendar は参加者層の幅の広さもそうですが、記事という形態にとらわれない自由さもあったり、多様性があって非常に面白かったですね。
というかみんなちゃんと履行してて偉い。
maku693さん、ゲームまだですか? ちんるかさん、ねおぱんだまだですか?
2019年の振り返り
2019年の目標
2019年の目標は、「『ゲーム開発者状態』になっている」でした。 これに対する定量目標も定めていましたが、恥ずかしいくらい達成できていないので書きません。古い記事を漁ってください。
そもそも6月くらいの段階で目標の変更を心の中では決めていましたが、文書化するのをサボっているうちになんとなく年末を迎えてしまいました。 これはよくなかったですね。
ざっくり言うと、本数を作る戦略はやめた、という感じです。のちほど触れます。
仕事
仕事に関してはちゃんと過去最高のねおりんだったと思います。
特にアーキテクチャを考えたり議論する時間が前職に比べて圧倒的に長くなったので、設計力がめちゃくちゃ上がった気がします。 そういうのが楽しいしわりと向いてると自覚できたのも大きな収穫でした。
開発に大きく関わっていた cluster のアーカイブ機能について、アーキテクチャのことを cluster Blog に書いています。まあまあよく書けてると思うので、ぜひ読んでみてください。
個人の技術スタック的には、仕事も個人も Unity しかやりませんでした。 これは戦略的なムーブで、もともと実装はクライアントサイドが向いていると思っていて、集中するつもりでクラスターに入っているのでいい感じです。 おかげで、 Unity での実装力を確実に伸ばすことができたと思います。
個人活動
作ったゲームの本数は減りましたが、ゲームを作るのは確実に上手くなったと自負しています。
今年一番良かった作品はなんと言っても 大乾杯 THE GREAT KANPAI ですね。 これは本当に良いので来年の花見シーズンにでもぜひプレイしてほしいです。
その他の今年24時間くらいで作ったゲームについては、こちらのスライドにまとまっています。(特に発表する予定もないのになんとなくスライドが作りたくなって作った)
そんなこんなで、24時間でゲームを作るスキルにわりと満足してしまったというか、作れるものの限界が見えるようになってきて多少興味が薄れてきてしまった、という気持ちがあります。 このことがあって、先述の通りゲームの本数を作る戦略をやめてしまいました。
目標を変更してからは、ひとりでARのアプリを作っていました。 これに関してはステークホルダーがほぼいないので大変進みが悪く、半年でまだ技術検証が終わっていないという体たらくです。
ところで、自身をインターネットコンテンツ化するムーブはまあまあ上手くいったかなという自己評価です。 何作っても結局遊んでくれる人がいないことにはしょうがないので、宣伝力みたいなのはひとつ課題にしていました。 なので、去年よりも制作物ツイートへの反応がよくなったのはうれしいです。
24時間の配信では twitch のフォローとか視聴者数とかコメントは少しずつ増えていってるし、毎回来てくれるような人もできました。 応援してくれるみなさん、いつもありがとうございます。
2020年にやること
あんまり目標となる状態が思い浮かんでないので、やることの宣言をしていきます。
仕事
もちろん詳しくは書けないけど、しばらくは仕事に割く脳のリソースを多めに確保するつもりです。
個人の技術スタック的には、手を広げることは考えずに、引き続き Unity エンジニアとしてやっていきます。
個人活動
ちいさくて きれいなものを つくりたい (575)
最近は仕事が楽しいせいか、個人で一発当ててやろうみたいな考えは薄くなってしまいました。 それよりかは、仕事でできない、儲からないけどほんの数人にぶっ刺さってその人の人生に影響するような作品を作りたいという気持ちが強いです。
インターネットコンテンツとか言われてる場合ではない。 ちゃんとコンテンツを作るぞ。(インターネットコンテンツはやめない)
というわけで、作りたいものについて改めて整理していたところ、昨日の夜中にようやく気づきを得ました。
作りたいものと欲しいもの同じだと思ってたけど、やはり欲しいものは自分では作れなくて、そのギャップに悩んでいたけど、欲しいものを作るのと作りたいものを作るのは別でやればよいということに気づいた。欲しいものを作ってくれる人はなんかがんばって探そう。
— ねおりん (@noir_neo) 2019年12月23日
(深夜なので日本語が怪しい)
欲しいものを作る
一緒に作ってくれる人を探す。ノープランだけど、なんとかする。欲しいので。
作りたいものを作る
ゲームらしいゲームでちゃんと作品を作りたい気持ちと、技術ドリブンだけどARでやりたいことと、大きく2つある。
すごく小さいゲームを一本、ひとりで作ってみる。拙くていいのでできれば完成したい。
特にテキストを書いたり、音楽を作ってみたい。
ゲーム制作において私が 得意・好き・やりたい ことは、主にゲームデザインと実装。それ以外は特別できるようになりたいというわけではなく、むしろ餅は餅屋という思考。
あえてひとりでやりたい理由は、単純に誰にも迷惑をかけず『表現』をやりたいというのと、隣の芝生は青く見えるのでそろそろもう一回挑戦してみてまた諦めようかな、みたいな感じ。これはまあ、定期的にやってるやつ。
ARの話は、ARグラスに張ってはいるけれど、今あるデバイスに飛びついて開発するというよりは、堅実にスマホARをやるはず。 スマホARをやりつつ、ARグラス時代のゲームについて考えてちゃんと形にしてみる。(デバイスの問題で遊んでもらえる人が極端に減るのは嫌というのもある)
Apple がARグラスを出して加速してくれることに期待はするけど、2020年はどうかな? 過度な期待はしない、というスタンス。
こっちは必要に応じて人にも手伝ってもらいながらやっていきたい。
24時間でゲーム作るやつ
やる。今年と同じくらいの頻度ではやりたい(よろしくな)
ただ、目的を素直に「作ること自体が楽しいので作る」の方向に寄せたい気持ち。 ちゃんと出して遊んでもらうというのは当然やるけど、一発当てたいとかそういうのは忘れてもいいかなと思った。
まあここは特に強い意見ではないのでまた話したいかも。
あと Unity の新しい機能を触るとかの技術選択的なチャレンジはもっと積極的にやりたい。tiny Unity とか DOTS とか。そのために素振りもちゃんとやる。
おわりに
今年を振り返って、来年やることを書きました。書きながらだいぶ頭の中を整理できた気がします。お付き合いいただきありがとうございました。
最後に宣伝ですが、31日 0時から24時間でゲーム作るやつをやります。 twitch で配信するので冷やかしに来てください。マイクを買ったので音質が良くなる予定です。
というわけで今年最後の 24時間でゲーム作るやつ は大晦日!
— ねおりん (@noir_neo) 2019年12月17日
2019年一番最後に開発開始して 2020年一番最初にローンチするゲーム を目指します。
twitch で配信するのでフォローしておいてね。https://t.co/uUvp2lOe5w https://t.co/AlbxTkoLMv